床下断熱リカバリーについて

今日は以前に施工した自宅の床下断熱リカバリーをご紹介したいと思います。
床下の断熱リカバリーとは
床下に施工されている断熱材の隙間を埋めることで、本来の断熱性能を発揮させる補修工事です。
高気密高断熱を売りにしている工務店では隙間の無いようにしっかりと断熱施工してあると思いますが、一般的な建売の住宅ではそこまでしている工務店はほとんどないと思います。
私の自宅も建売物件なのですが、引っ越してきた年の冬に朝の室温が一桁になった時もあって、今の住宅ってこんなに寒いのかと衝撃を受けたのを覚えています、正直以前住んでた賃貸の方が温かかった。
それから数年が経過したある日、とあるキッカケで高気密高断熱が得意な工務店さんの社長さんに自宅の断熱性能を見てもらう機会がありました、その時に断熱材は図面通り入ってるので今後できる対策として内窓を追加する事と、床下の断熱材の隙間を埋める事をアドバイスしてもらいました。
床下断熱リカバリーの効果
社長さんにご提案いただいた内窓に関しては補助金が出るようですが予算の都合上今後にすることにして、自分でもすぐに出来そうな床下の断熱リカバリーをしてみることにしました、写真の様に気密防水テープでひたすら断熱材の隙間を埋めていく作業と、配管周辺はウレタンフォームで埋める作業を述べ2日間かかって完成。
施工時は秋だったので効果は良く分かりませんでしたが、季節が進行し寒くなっていくにつれ以前との違いがハッキリとしてきました、以前は真冬には一桁まで下がっていた室温ですが最低でも13度くらいまでしか下がらず平均だと15度くらいで、施工前より3~5度くらい改善しました。暖房の効きも以前より早く暖まるし家族も喜んでくれて施工した甲斐がありました(^^♪
断熱リカバリーの注意点
床下の断熱リカバリーもやり方を間違えるとほとんど効果が出ませんので注意が必要です。私の自宅は築浅である程度の断熱性能があったので効果が出ましたが、床断熱のない古い住宅などは床下だけ断熱材を施工してもその他の隙間が沢山あるので施工してもあまり効果は感じれないと思います、その場合熱の出入りの大きい窓の性能を上げるようにしたり、壁や屋根裏の断熱性能を上げるとか総合的に検討する必要があると思いますので、古い住宅の場合はまず専門家に相談した方が良いですね。
DIYで施工できるか?
内窓の取り付けや屋根裏の施工ですが自分で施工出来る人もいるかもしれませんが、補助金の関連などもあるので専門知識のある工務店さんに依頼することをお勧めします。床下の断熱リカバリーについてはおそらく頑張れば誰でも出来ると思いますが、閉所恐怖症だったり虫が嫌いだったりすると難しいかもしれません。また断熱材の種類によっても施工方法が違うので事前に確認が必要ですし、施工方法によっては床下作業のプロである私も体がバキバキになるのでその辺を考慮してDIYにするか、業者に依頼するか決めていただくといいと思いますよ。ちなみに当社も施工できますので検討したい方は問い合わせしてくださいね。
しんじょう


2024年08月22日 10:03